2018/02/13

黒星発進。

2018/2/13 AFCアジアチャンピオンズリーグ M1/等々力陸上競技場
川崎フロンターレ 0-1 上海上港FC

2018年2月13日。
今年もAFCアジアチャンピオンズリーグが始まる。

去年はほぼ全戦に参戦できたが、今年は残念ながらそういうわけにはいかない。しかし、出来る限り参戦したいと思う。


早朝、大阪から高速バスに乗り込み、開場一時間半前に等々力陸上競技場に到着。
直前まで来るかどうか迷ったが、やはりACLの初戦、等々力での開幕試合、そして、あの"フッキ"が等々力にやって来る。これだけ条件が揃うと、少々無理してでも来るべきだと思った。

フッキには個人的に思い入れがある。
2005年、若干19歳で来日したヒョロヒョロのブラジル人は、その後二年のJ2武者修行を経てムキムキのストライカーとして川崎に戻って来た。
2007年に得点王を獲得していた当時の絶対的エース"ジュニーニョ"、日本人エースの"我那覇和樹"、急成長の人間ブルドーザー"鄭大世"、そして、2007年J2得点王を獲得していた"フッキ"。 間違いなく当時最強のFW陣を揃え、2008年シーズンを迎えていた。
個人的にはこの年以上にタイトルを確信し、ワクワクして開幕を迎えたシーズンは無かった。

しかし、残念ながらこの最強FW陣はたった2試合で崩壊した…。

開幕二試合を1分1敗で終えると、フッキは関塚監督(当時)の起用法に反旗を翻し、そのまま前年所属していたヴェルディ東京に移籍してしまった。
しかも、その関塚監督は心労にて休養…。
開幕から一か月も経たずにどん底まで落とされた。
しかも、私はその2試合とも現地観戦していたので尚更である…。

その後、フッキはポルトガル、ロシアへ移籍し、ブラジル代表にも選ばれる程の成長を遂げた。
そして、数年前、中国/上海に移籍し、再びアジアに帰ってきた。
そのフッキがとうとう等々力にやってくるのだ。

私にとっては非常に複雑な、約10年ぶりの邂逅である。


選手のバス待ちをしていると、今年もマスコット達から名刺を頂けた。 
でも、ふろん太から渡されたのはワルンタの名刺…。なんで??? 

ちなみに、選手バスの「★」は去年最終戦で描かれた取ってつけたような星ではなく、しっかりとしたものに修正されていた。 

余白は十分にあるので、これからもどんどん増やしていってもらいたいものである。


この日の上海上港FCのスターティングメンバーはほぼベストメンバー。
フッキは勿論、オスカル、エウケソンのブラジル人トリオは勢ぞろい。ウズベキスタン代表のオディル・アフメドフもいる。 そして、この豪華な外国人部隊に目を奪われがちだが、中国人選手も代表クラスが勢ぞろい…。改めて、凄いメンバーである。


対してフロンターレは、ゼロックススーパーカップから先発4人を入れ替え。
怪我明けのエウシーニョ、大島君が先発に復帰し、この日出場停止の車屋の代わりには登里が入った。そして前線は阿部に代わり、大久保が今年初めて先発に名を連ねた。

 

感想を簡単に。

・完敗…。
ゼロックススーパーカップで問題となっていた守備はこの日確かに改善されていたが、攻撃面ではまだまだ課題だらけ。 細かいミスが散見され、連携面での意思疎通も十分とは言えない。また、攻撃のスイッチとなる縦パスも我慢不足からか強引なものが多く、攻撃面での厚みもない。 それゆえ攻撃面が迫力不足に陥っている。この日も本当に決定機と呼べるものは、二つぐらい。 憲剛のシュートは相手GKのスーパーセーブなので仕方ない面もあるが、家長のは正直決めてほしかった。
・そして、フッキ。久しぶりの等々力で懐かしくなったのか、試合開始前から超ご機嫌。中村憲剛とも抱き合って再会を喜び、試合中も肩を組みにいくなど終始穏やかだった。 っーか、フッキが在籍していた時に残っている選手はもう憲剛しかいないんだね…。まぁ、鬼木監督とは選手として一緒にプレーもしているが、まさか監督になっているとは思わなかっただろう。
試合中も徹底的にマークされ、何度も潰されたがイライラする事も無く守備にも奔走し、キャプテンとして凛々しく振舞っていた。そして、その姿は明らかにチームメイトから尊敬を集めていた。 本当に大人になったなぁー…と思う。
・そんなフッキと対峙したのはこの日出場停止の車屋に代わって先発した登里。フッキに対して何度も1vs1でボールを奪い、奪えない時でも時間を稼ぎながら、サポートを待って数人がかりで止めるという作戦は上手く嵌っていたと思う。また、積極的に駆け上がる事でもフッキを上手く抑え込んでいた。 これぐらいやってくれると、層が厚いとは言えないSBに希望が持てる。個人的にはこの試合のMVP。
・それにしても、外国人選手に目が行きがちだが、上海上港FCは中国人選手も普通に上手いし強い。特に4番と7番の選手は素晴らしい働きだった。
・この日の失点は谷口のコンタクトレンズが外れた事による目測の見誤りからのもの。正直、この得点シーン以外に危険な場面はほとんどなかった。 こういう所でも、正直運がない…。
・それにしても憲剛が酷い…。ミスが多いし、完全に穴になっている。コンディションも整っているとは言い難い。 燃え尽き症候群か?正直、状態が上がってくるまで、先発から外した方がよさそうだが…。
・奈良ちゃんは手癖をいい加減どうにかしてくれ。正直、怖くて見てられない。あれじゃー代表には怖くて呼べんだろ…。個人的には大好きな選手なんだけどなぁ…。
・ネットの『早い縦パス→ワンツー』は禁止にしてくれ。正直、上手く行っている所を見たことがないし、大体ダメなネットの時に散見されているような気がする。 あと、交代させるならさっさと交代させてくれ。交代ボードがでてからのプレーは明らかに怠慢だったぞ。
・正直、鬼木監督の采配にも迷いがあるのか、この日何度も長谷川君と守田君の交代で迷い、二人が行ったり来たりしていた。 この日唯一と言って良い程フィジカルで対抗できていた家長の交代にも疑問を感じるし、憲剛の交代も遅すぎる気がする。終盤放り込みをするなら、守田君じゃなくて知念君じゃないのか?
とは言っても、これらは全て結果論であり、私は鬼木監督は信頼している。経験からの修正が出来る監督だからだ。
・ちなみに、この日は縁起を担いで去年の等々力開幕戦と同じピッチサイドシートで観戦。去年は一番端の前から二列目だったのでかなり見づらい所もあったが、今年はメインスタンド中央よりの前から5列目。ここだと死角も少なくて、ほぼメインスタンド最前列と変わらないので講演会割引で2600円という料金はかなりお得な感じがする。
・最後に今シーズンのACLユニフォーム。画像で見るとそうでもなかったが、実際に着用して試合している所を見ると結構カッコよく見えるね。

以上。


これで川崎フロンターレは今季公式戦二連敗…。去年一度も無かった連敗を開幕前にやってしまった。

ただ、だからと言って下を向く必要は全くない。
AFCはまだ一試合を終わったばかり、それもグループ最強と言われる上海上港FCに負けただけである。正直通過するだけなら二位でも問題ない。去年4試合を終えて4引き分け、勝ち点4だった事を考えればまだまだ挽回できる。

それに、Jリーグに至っては開幕すらしていないのである。
逆に今のこの時期に、課題が出ている方が良いという見方も出来る。つーか、去年の最初は負けていなかっただけで、内容はもっと酷かったからね。

とりあえず、個人的にも連敗を経験する事がほとんど無かったので気が沈みがちだが、今は我慢の時期と割り切って過ごすしかないだろう。